Switchでよくある不具合の一つで「ゲームカードが読み込めませんでした…」やゲームカードを本体にセットしたにもかかわらず「ゲームカードスロットに何も挿入されていません」というメッセージが表示されて、ゲームが起動できない症状があります。
このゲームカードの読み込みエラーの原因いったい何でしょうか?
ゲームカードの読み込みエラーの理由
このエラーはまざまな理由で発生しますが、概ね以下の4通りになります。
ゲームカードの金色の端子の汚れ
ゲームカードの不良または故障
本体カードスロットの端子(読み込み部分の)の汚れ
本体カードスロットの端子の破損
これらを大きく2つに分けると「ゲームカードの不具合」か「本体の不具合」になります。
まずはどちらにエラーの原因があるか切り分けましょう。
切り分けの方法
エラーとなったゲームカード以外にもう1つゲームを持っていたら、まずは別のゲームカードに入れ替えてみましょう。
これで正常に読み込めらエラーの起きたゲームカードに原因があります。
これでも同じようにエラーが発生したなら本体に原因がある可能性が高いです。
ゲームカードに原因があった場合の対処法
金色のゲームカードの読み取り部分を柔らかい布や綿棒で優しく拭いてキレイにしてみてください。
汚れがヒドイときは無水エタノールで布を濡らして優しく拭いて完全に乾くまでまってください。
この時、「手指消毒用のアルコール」などは水分を多く含んでいるため、余計に錆びさせてゲームカードを痛めるので絶対に使わないようにしましょう。
ゲームカードを拭いたら本体にセットしてエラーが発生しないか確認してみてください。これで正常に起動すれば対処は終わりです。
それでもエラーが出る場合はゲームカードの故障が考えられます。一般の人がゲームカードを修理する方法は無いのでメーカーに修理を出すことになります。
本体に原因があった場合の対処法
実は本体に原因があった場合は一般の人が対処する方法はほとんどありません。
当店のような専門的な知識と技術を持ったところに修理に出すことが一番です。
先のエラーの原因として挙げた「本体カードスロットの端子(読み込み部分の)の汚れ」ならば端子部分の清掃で復旧すると考えるかもしれません。
しかし、カードスロット部分の清掃はとっても大変で余計に破損してしまう危険性が孕んでいるんです。
本体に対してやったらダメなこと
カードスロット内に息を吹きかけるはダメ。
よくある光景ですが、息には水分も含まれるために端子部分を痛めてしまうことがあるのでやめましょう。
綿棒やティッシュを突っ込んで清掃してみるはダメ。
端子部分は釣り針の返しのような構造になっていて、引き抜くときに引っ掛かって折れ曲がって破損します。
接点復活材をつかってみるはダメ。
スプレーの接点復活剤を拭き掛けると本体の深いところまで入り込み液晶や基板にダメージを与えることになります。
本体の対処方法は無いけどエラーの予防方法はあり
雨に濡らしたり湿気の多いところで使わない。スマホなど一般的な電子機器にも言えることですが水が大敵です。
ゲームカードの金色の端子部分をキレイにしておく。これはゲームカードが汚れていると、接触する本体側の端子も汚れてしまうのを防ぐことができます。
スイッチ本体のゲームカードスロット修理
ゲームカードスロットを実装している基板にはスロット以外にもタッチパネルのケーブルが繋がるコネクタや、イヤホンジャックも一緒に実装されています。
この基板ごと交換すると簡単に修理をすることが出来るのですが、部品代が高くなってしまうので少し手間をかけてカードスロットのみを基板からハンダを溶かして外して交換をしています。
こうすることでパーツ代を抑えて修理料金もお値打ちにしています。
イヤホンジャックが正常ならこちらの修理でゲームカードの読み取りエラーから復旧できますよ。
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