個人的に使っている初期のニンテンドースイッチが充電されず電源が入らなくなってしまったので修理することにしました。
カバーを外して何が原因で電源が入らなくなってしまったか調べていきます。
まずはバッテリーを交換して電源が入るか確認してみました。
バッテリーのコネクターを外して新しいバッテリーを仮でつけてみます。
電源を入れてみると...
無事に画面が表示されて起動しました!
これで修理完了かと思ったら、しばらく充電していても充電されずに、増るどころか逆に減ってしまう症状起きてしまいました。
USB-Cのコネクターをチェックすると正常なことから、基板のバッテリーを充電する回路に不具合が起きていると思われます。
さらに基板のチェックを進めてコンデンサなどのチップに異常は無いため、充電を制御しているICの不具合と思われます。
早速、Nintendo Switchの充電を制御しているBQ24193を取り寄せました。
スイッチの基板のこの部分に実装されています。
早速交換していきます。
まずはチップを外します。
ヒートガンで温めて外すため、近くにあるプラスチック製のコネクターを溶かさない様に養生をします。
フラックスを塗って400度のヒートガンで温めてます。
無事、外れました。
基板に残っているハンダを綺麗に掃除して。
新しいチップに乗せ替えて...
バッテリーが増えていくのが確認出来ました。
これでやっと修理完了です。
今回、Nintendo Switchを修理してみて気がついた事が有ります。
それは水が侵入した跡があったことです。
下の写真はゲームカードスロットのところです。
白い腐食が出ています。
使っていた人は水に濡らした覚えは無いと言っていましたが、外に持ち出している時に雨などで知らないうちに水が侵入してしまったのでしょう。
充電を制御しているICの近くにも、腐食が見られたので充電出来なくなったのは水が入ってしまったことによって不具合が出たのかもしれません。
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